グランドオープン記念イベント開催!
2022年4月よりグランドオープンした大館学び大学。
より多くのみなさんに活動を知ってもらうため、2022年7月22日(金)から7月23日(土)にかけて、グランドオープン記念イベントとして「大館学び大学オープンキャンパスフェス 2022」を開催しました。
1日目は企業向け、2日目は一般の方向けの2日間にわたって開催された記念イベント。
今回は初日の様子を紹介していきますよ!
企業向けに開催されたふたつのミニ講座は、どちらもこれからに役立つ情報が盛りだくさんな内容でした!
大館学び大学ってどんなところ?
まずは大館学び大学の代表理事を務める石山拓真(いしやまたくま)さんから、学校案内について説明がありました。
はたらく・つながる、市民に開かれた学びの場として「働く学部」と「教育学部」のふたつに分かれている大館学び大学。
毎月15日前後に北鹿新聞で掲載している「大館学び大学通信」や、市の教育委員会が運営する生涯学習課とのターゲット層の違いなどを詳しく話します。
2021年11月のプレオープンから、2022年4月のグランドオープンに至るまでに開催してきた各講座の紹介もありました。
レンタル機材も自由に見学
学校案内が終わって休憩時間に入ると、各企業の方々が別室で展示しているレンタル機材を見学する様子が見受けられました。
パソコン(Windows・MacBook)やビデオカメラ、マイクなど、みなさん本格的なレンタル機材に興味津々な様子。
ちなみに使用目的が「学び」に関するものであれば、通常料金の半額でレンタルできるのも嬉しいポイントです!
1回目のミニ講座開催!(午前の部)
午前の部のメインイベントとなるミニ講座では、大館市地域おこし協力隊の小尾由布子(おびゆうこ)さんが講師を務める『顧客満足のためのマナーとマインド〜羽田空港のANAスタッフとして心がけていたこと〜』を開催しました。
現在はANAを休職し、出身地である秋田県に戻ってきた小尾さん。
ANAでは主に羽田空港でさまざまな業務に携わってきたそうです。
講座では顧客満足を大切にする理由や、お客様の期待を超えるためのサービスについて話してくれました。
なぜ顧客満足を大切にするのか?
顧客満足を大切にする理由として、小尾さんは「リピーターや常連客を増やすため」と話します。
リピーターや常連客が増えることで「収益増収」「新規顧客の獲得」「地域の活性化」につながるそうです。
そのためにはお客様の期待を超えるようなプラスアルファのおもてなしが重要で、また利用したいと思ってもらえるようなサービス提供を常に意識することが顧客満足に結びつくのだとか。
確かに空港に限らず、飲食店などでも期待以上の接客をしてもらえると嬉しい気持ちになりますよね。
顧客満足を意識したことで得られたこと
小尾さん自身、顧客満足を意識したことで良かったと感じる事柄がたくさんあるようで、ひとつずつ丁寧に紹介してくれました。
中でも印象的だったのは、相手の心情を汲み取ることで「考え方やコミュニケーションの幅が広がる」と話していたこと。
お客様(相手)を思いやる気持ちが、結果的に自分のためにもなるのは大きな収穫ですよね。
ANAスタッフとして特に意識していたこと
ここからは受講している企業のみなさんとコミュニケーションを取りながら、羽田空港のANAスタッフとしてお客様に満足してもらうために意識していたことを5つ挙げてくれました。
1. 第一印象
2. 人のいいところを真似する
3. 相手の気持ちに寄り添う
4. 場の雰囲気をつくる
5. 当たり前のことを丁寧にやる
自分が携わっている仕事の先には必ずお客様がいるという小尾さんの考え方に、受講している企業のみなさんも頷いていましたよ。
前向きに捉えることの、大変さと大切さ
45分と限られた時間内での講座でしたが、まとめの場面では「顧客満足を意識して続けていくこと」「行動することを恐れないこと」「組織内で共有すること」の大切さについて話します。
最後には「生活や暮らしを豊かにするヒントにしていただければ嬉しいです」と言った小尾さんの言葉通り、今すぐにでも役立つ内容がぎっしりと詰まった講座でした!
2回目のミニ講座開催!(午後の部)
お昼休憩を挟み、午後の部のミニ講座では大館学び大学代表理事の石山拓真(いしやまたくま)さんが講師を務める『ポータルサイトを活用したこれからの人材募集と人材育成』を開催しました。
大館市デザイン事務所いしころ合同会社の代表も務めている石山さんは、運営している「MARUWWA(2016年)」「MARUWWAニコメ(2019年)」「MARUWWA三角(2020年)」について、それぞれの特徴やターゲットについて話してくれました。
県北部における人材募集の実態
石山さんは秋田県北部の求人・求職・職業状況のデータに基づきながら、県北部における人材募集の実態について説明します。
市内などでは普及率の高い地域紙やテレビコマーシャルが有効的な広告手段ですが、県北部の高卒者の約4割が県外に就職している現状を踏まえると、県外からの移住者を募るためにもWebサイトやSNSを活用することも視野に入ってくると話していました。
架空の人物をつくることで具体化される人材
より高い広告効果を上げるための例として、石山さんは来てほしい人材の趣味や趣向などを具体的に設定する「ペルソナ」という手法について説明しました。
ペルソナでは、都内に住む28歳女性・休日にはカフェ巡りや料理をするのが趣味といったように、架空の人物像を細かく設定していきます。
ターゲットを30代女性といったように漠然と決めるよりも人物像が想像しやすくなり、企業側も推すべき福利厚生を判断しやすくなると話します。
ポータルサイトで記事広告
そのほかにも、記事広告としてスタッフが各企業を取材し、大館学び大学ポータルサイトに記事広告として会社の魅力を発信する案についても説明していました。
「梅(10万円)」「竹(30万円)」「松(50万円)」といったように、石山さんは各プランの特徴やポイントについて詳しく話します。
今回参加してくれた企業の中で、希望する会社には「梅(10万円)」プランを無料で提供するとのこと。
講座終了後の個別相談会では、石山さんをはじめとする大学スタッフが記事広告を希望する各企業の元へ行き、話し合う姿が見受けられました。
大館学び大学が発信源に!
初日のオープンキャンパスフェス(企業向け)では、午前の部に4社、午後の部に8社お越しいただきました。
グランドオープンから約4ヶ月弱の大館学び大学。
当大学が発信源となり、市民のみなさんに「はたらく・つながる」を提供できるような存在でありたいと考えています。
2日目(一般向け)ではミニ講座はもちろん、物品販売やトークイベントなどさらに充実した内容が詰まっています。
どんな様子になるのか今から楽しみですね。
ではでは、また次の記事でお会いしましょう!
大館学び大学オープンキャンパスフェス2022・2日目(前半)▼
https://chuko-manabi.jp/library/event-20220723-1/
大館学び大学オープンキャンパスフェス2022・2日目(後半)▼
https://chuko-manabi.jp/library/event-20220723-2/