フリーライターのいろはを学びます
フリーランスという言葉が浸透し、フリーアナウンサーやフリージャーナリストなど、頭にフリーがつく職業が当たり前に飛び交うようになった今の世の中。
働き方改革やコロナ禍の影響もあり、その需要は少しずつ大きくなっているような気がします。
今回は2022年1月19日(水)に開催された『【大館で新たなお仕事開拓】ライター養成講座』第2回目の様子をレポートしていきますよ!
タイトルにもあるように、ライターに焦点を当てた今講座では、フリーライターの基礎から実用的な部分まで、幅広く学べるきっかけがありました。
ライティングと料理は似てる?
講師を務めてくださったのは、mamaplan(ままぷらん)所属ライターの島田真紀子(しまだまきこ)さん。
2011(平成23)年からフリーライターとして活躍されている島田さんは、多くの雑誌やWEBサイトで記事を作成し、現役ママとしても日々奮闘されています。
幅広く活躍されている島田さん。
印象的だったのは、ライティングにおいていちばんの肝となる『取材・インタビュー』は『仕入れ』に、続く『執筆』は『調理』、最後の『校正』は『盛り付け』といった具合に、ライティングを料理に例えていたこと。
手に入る素材によって作れるメニューが大きく変わる仕入れ(取材)の大切さや、相手の話を文中に散りばめて人となりが分かるようにするといった執筆時の心がけなど、実用的なことをお話ししてくださいました。
似ているようで実はちがう、雑誌とWEBの特徴
お次はレイアウトを重視する雑誌と、読みやすさを重視するWEBの違いを媒体ごとの流れとともに学んでいきます。
似ているようで、蓋を開けてみると全くちがう雑誌とWEB。
チームで制作することが多い雑誌では文字数をぴったり合わせますが、ひとりで取材・カメラ撮影することが多いWEBでは、文字数は比較的ざっくりしているといいます。
また媒体ごとにルールが異なることもありますが、ルールブックに従って書くことを意識されているそうです。
(その上で、記者ハンドブックの携帯をおすすめされていましたよ!)
文章力以外に必要なスキルって?
書き続けること、文章に触れることで少しずつ身につく文章力に対して、話題はフリーランスの場合における、文章力以外に必要なスキルに移ります。
ひとつ目に大切なのは、『調整力』。
取材のアポ取りや、編集部・カメラマンとのやり取り、そして校正など、スケジュール共有が何よりも大切なのだそう。
続くふたつ目は、『コミュニケーション力』。
取材相手から聞きたいことを引き出すことはもちろん、時間配分の取り決めやカメラマンへの写真指示など、ライターが中心になる取材では、現場を円滑に回すために欠かすことのできない大切なスキルとなります。
また、上記の『調整力』『コミュニケーション力』に加えて、『企画・リサーチ・編集力』『署名記事』の全てが営業につながるともお話しされていました。
「いただいた仕事を、誠実に回していく」
島田さんが大切にしているこの気持ちが仕事に結びついていると考えると、身が引き締まる思いになりました。
フリーライターに必要なこと
自分の身は自分で守ることが必須のフリーライターという職業。
だからこそ、体調管理にはより一層の注意が必要であるといいます。
またフリーライターに必要なこととして、『誠実であること』『報連相(報告・連絡・相談)』『常に学ぶ姿勢』の3つを挙げられていました。
「基本的なことだからこそ、気を抜くとおそろかになってしまうので、常に意識することが大切です」
この3つの要素は、この先フリーライターを目指す方にも、そうではない方にも響く言葉ですよね。
フリーライターとしての基礎から実用的な部分、それに加えて現実的な話まで盛りだくさんだった今講座。
質疑応答やみなさんの参加理由を交えながら、アットホームな雰囲気であっという間に2時間が過ぎました。
最後は島田さんと参加者全員の間で名刺交換が行われ、講座後には実際に仕事発注につながる場面も見受けられました!
ではでは、また次の記事でお会いしましょう!
ライター養成講座第1回講座レポート▼
https://chuko-manabi.jp/library/report-20220112/
ライター養成講座第3回講座レポート▼
https://chuko-manabi.jp/library/report-20220126/
ライター養成講座第4回講座レポート▼
https://chuko-manabi.jp/library/report-20220202/