TOPへ

参加者レポート2024.10.08

【参加者レポート】踏み出した新しい一歩と、これからの私

受講者 M.T
ライター:受講者 M.T

歩き出すきっかけがほしかった

ノートとペン

これから先の人生で自分がどうありたいのか、視野を広げてもう一度じっくり見つめ直したい。40歳を目前にしてそんなことを考える時間が増え、10年近く勤めた会社を退職したのは、昨年末のことでした。
残っていた有給休暇の消化と、次の仕事を始めるまでの準備期間。小学生の娘よりも長い冬休みをのんびり過ごしていたさなか、元日の北鹿新聞に載っていた大館学び大学の記事で、ライター養成講座の開催を知りました。

昔から文章を書くことが好きで、学生時代には雑誌編集の仕事に憧れたこともあります。とは言え今の私は本気でライターを目指していたわけではなかったし、なれるとも思っていませんでした。この講座を受けることが実際の仕事に繋がるというイメージも、その時はまったくありませんでした。

それでも迷わず受講を決めたのは、ちょうど新しい世界に踏み出すきっかけが欲しいと思っていた時だったからです。新たに人と出会うことや何かを始めることに対して、年々臆病になっていく自分でも、興味のある分野だったら踏み出せる気がする。私の中で一番大きかったのはそんな気持ちでした。

ライターという仕事を身近に感じて

講座は私が想像していた以上に実務に向けた内容だったように思います。ライターという仕事がどんなものなのか、実際にどんな流れで記事が作成されているのか。そして、この大館でどんなニーズがあるのか。

フリーランスで働く。文章を書いてお金を貰う。
壁一枚隔てた向こう側の話だと思っていたものが、回を重ねるごとにどんどんリアルなものになっていくのを感じていました。

「サポートするので、とりあえず一度お仕事してみませんか」

本当は誰かに押してもらいたいと思っていた背中を自然に押していただいた時、思わず「やってみたいです」と真っ先に手を挙げていました。
とは言え、人より多く本を読んできたわけでも、日常的にきちんとした文章を書いてきたわけでもない私に、本当にできるのだろうか。張り切って手を挙げた後も、ずっと不安はありました。
それでも、仕事を受ける前に改めてMARUWWA(マルーワ)でヒアリングの時間を取っていただき、丁寧に向き合ってもらったことで、その不安は払拭されていきました。

まずは自分にできる範囲のことをすればいい。何もできなかったとしても助けてくれる人がいる。
会社に属さずに個人で仕事をするというのは、誰も助けてくれないということだと思っていた私にとって、大きな変革でした。

これからも可能性の幅を広げたい

現在私は、転職したばかりの職場でも少しずつライティング業務を担当しています。講座で学んだことを振り返ったり、あの話はこういうことだったのだなと実感したりしながら、新鮮な日々を過ごしています。

ここで新たな一歩を踏み出すことができたこと、そしてそれが実際の仕事として形になったことは、年齢や経験などの固定観念に囚われず、もっと自分の気持ちの向くままに動いてみてもいいのかもしれないと思える大きなきっかけになりました。
これからも可能性の幅を広げて、自分の生き方と向き合っていきたい。改めてそう思っています。