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講座レポート2024.10.07

異業種・異世代交流会〜大館で仕事をして思うこと〜
2024年5月18日開催

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【 講 師 】

🔵伊藤 励 氏 🟡仙台 なな 氏 🔴青木 縁由 氏

🔵大館愛:少子高齢化問題と若者定着について

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 大館が大好きで、おばあちゃんが好きな29歳。
 母が単身赴任の働き方をして25年になるという。後に続く働く女性たちのために子供と離れ単身赴任という道を歩んだ母の実績を高く評価していた。
 20歳の頃、同級生に「夢」を聞かれ答えることができなかったという。東京にいた頃、人を20〜30人集めて交流会をよくやっていたと話す。
 家族に恩返しをしたい、育ててくれた祖母に受けた愛情を返したいと25歳でAターン。2023年から、人と話すことが好きで誰かのためにプラスになることがしたいと思い、若手世代で異業種交流会を開催している。
 最後に、「大館があって、企業がある。企業があってこそ大館がある。社会を盛り上げながら、若者の定着を考え、大館で暮らしていく。」と話されました。

🟡遊びから生まれる横のつながり〜コラボ〜

 これまで、いろいろなことが遊びから繋がることが多かったと話し、近所の皆さんに恩返しや人の役に立つことがしたいと思い、40歳になる3日前にニューヨーク・シアトル・インドへ留学した。
 インドでYOGAの資格を取得後大館に戻り、103を立ち上げた。0はゼロからのスタート。3はヨガ道場、英語、エンタメの3つの意味で、好きなことを集めて活動していると話す。
 本宮寺の住職と出会い、お寺でのヨガ活動をし、五色湖でサップヨガをする機会もあった。
 最後に、「遊びを通じ、これからもいろんなことに挑戦していきたい。」と抱負を述べられた。

🔴大館ぐらしでみつけた、未来への夢

 花岡町生まれ東京育ち。50歳になってから東京の方と結婚。
 両親が大館市に中古の住宅を購入し、東京から通いながら大館で父母を看取ったとのこと。父母を看取った後に、自分はどこで死ぬのだろうと考え、両親が残してくれた家があると思い夫に相談し、7年前に50年ぶりに大館で暮らすことを決意したと話す。
 東京にいたときのような驚きはないが、あるものに感謝し、まぁいいやと思うことも必要。好奇心があれば新しい発見がある、なんだろうと思う気持ちが大事と語る。
 東京では、負けたくない・おいていかれたくないと思いがむしゃらに働いていた。ローカルで生きることは、日常のいろんなところに小さな幸せを見つけること。いかにたくさんの小さな幸せをもつけるか。次世代へ仕事って楽しいということを、どういうふうに伝えるかを考えていると話す。
 最後に、「頑張っている人が報われない社会ではなく、きちんとして評価制度が地方にも必要なのではないかと思う。モチベーションを上げて幸せを感じる生活が大切だ」と話されました。

交流会の様子

 今回登壇された3人に共通して言えるのは、家族への恩返しという思いと、家族や親戚、周りの人が好きという思いが大館暮らしを決意させていると感じた。
 これからやってみたいことを聞いてみると、伊藤氏は、会社で花見をやってみたい。仙台氏は、ヨガの指導者を育てたい。青木氏は、今の職場で後継者を育てたいとのことであった。
 参加者であった、本宮寺の住職は、お寺でいろいろな活動にお手伝いしたいと言ってくださいました。
 最後に、仙台氏は無農薬の食品に関する学びを提案してくれました。

⭐️受講者からの感想

・大館暮らしだと交流幅が偏りがちになっていたので、今回色々な話を聞けて新鮮でした。「1人じゃなくて2人のチカラ」→交流が苦手でしたがそれに対して前向きな気持ちになれました。「まず、やってみる」いい言葉だなーと思いました。
・一人一人の講師の方の話をもっと深く聞きたかった。
・大館の財産は「人」だと思うので、このように、地元に様々な思いを抱いて社会貢献し、それが自分の人生を豊かにしている方々がたくさんいることを大人に伝える、広める機会としてこの学び大学は期待できると思っています。「自分がどう生きていくか」を考えるきっかけになり、よりよく生きる主体を育てることもにつながります。ぜひ、このような講座をこれからも企画してほしいです。学生にも受講させたい内容でした。