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講座レポート2025.12.26

筆ペン字講座 〜あて名書きを優雅に〜 2025年12月6日開催

 前回のボールペン字講座に引き続き、昨年度も好評だった実用講座(美文字)の第2弾、筆ペン字講座です。〜あて名書きを優雅に〜と題し、日本習字教育財団の香楓支部・支部長 細越節子さんを講師に迎え、楷書体と行書体で実際にあて名や表書きを書き、筆ペンの使い方を学びました。細越さんの助手として、3名の講師の方も駆けつけてくださいました。

 細越さんが「早速、書きましょう!」と呼びかけ、受講者はお手本を見ながら、自分が書きたい表書きを選んで書き始めていきました。

 筆ペン字は、ボールペン字よりさらに“とめ・はね・はらい”が大事になります。“御”を例にあげ、ぎょうにんべんの初めのとめや、まっすぐ下ろす部分などを説明していました。

 初めて参加された方は突然の始まりに戸惑いもあったようで、書いているところを見られることに恥ずかしがっている様子も見られました。講師は書く様子も見たうえで、筆の持ち方など細かい所までアドバイスをしており、受講者も何度か練習を繰り返していくうちに、筆ペンの運びがスムーズになっていました。

 今回は講師の方に座ってゆっくり教えていただけるように、机の間に椅子を設置したところ、細越さんら4名の講師が受講者の隣に座り、よりじっくりと、ひとりひとりに向き合い、良いところを伝えつつ、より良くなるアドバイスをしてくださいました。

 そして、前回に引き続き、受講者の皆さんの名前のお手本を朱色の筆ペンで書いて下さり、受講者が書いた名前を瞬時にチェックし、その人自身の文字の癖や、漢字・平仮名のポイントを分かりやすく伝え、講師の方々の指導力の高さに参加者も脱帽です。

 熨斗にあて名を書くことを目標としていた今回の講座。全部楷書で書くと、子供のような幼い印象になってしまうため、大人っぽくしたい場合は、行書を混ぜて使用するのがおすすめだそうです。

 講師・受講者共に時間いっぱい文字と向き合い集中し、ほとんどの時間を練習に充て、両面2枚の練習シート一面に、納得の行くまで書き込んでいる受講者もおりました。熨斗に書く際には、熨斗の大きさに合わせて少し小さめに書く必要があり、練習にも少し苦戦していたようでした。

 アドバイスを受けた後は、あっという間に上達し、講座が終わる直前まで書き進める手が止まらないほどの集中力を見せていました。

    【ポイントを一部紹介】
  • ◎とめ、はね、はらいを意識する
  • ◎打ち込んだら力を抜く
  • ◎真ん中の文字等、小さい文字は特に、筆の先を使う
  • ◎漢字の両脇は太く
  • ◎3本線があれば、真ん中の線は細く
  • ★大人の字は「あそびがあっていい」

 大館学び大学には、「学びたい」というやる気に満ちた方々が沢山参加してくださっており、今回の筆ペン字講座でも「ここはどうしたら上手に書けますか?」などと、自ら質問をして上手に書けるようにアドバイスを貰っていました。

 “なるほど”“こうやって書くんだ”と新しい発見もあったようです。何度も講師に見てもらったり質問したりして、より美しい文字を書けるように“大人が一生懸命学ぶ姿”に、講師の方々も感動されていました。

 近年、文字を書く機会が減り、筆者も然り、書くことに向き合う時間を取れていない方が多いと感じます。その傾向により、漢字・平仮名を含め、字を綺麗に書ける人が素敵と感じることが多いのかもしれません。細越さんは、この講座をきっかけに、ぜひこれから文字を書いてほしいとおっしゃっていました。

 改めて文字をていねいに書くことの大切さを感じつつ、今年の年末は文字と向き合って、新鮮な気持ちで年賀状を書いてみたいと感じました。

⭐️受講者からの感想

・普段は意識しないで書いていたあて名も、講師の方々は一文字一文字丁寧に書くのを知って、なるほどと思いました。書く事に向き合う時間がいかに無い日常かと実感しました。
・初めは書いている所を見られるのが恥ずかしい思いが強かったです。けれど、アドバイスは解り易く、自分の癖についても知る事が出来ました。
・初めての大館学び大学でしたが、とても有意義に過ごすことができました。家で久しぶりに筆をとろうかなと思いました。
・いきなり書けと言われた時には、正直、どうしようかと思いましたが、何度か書いたりするうに、添削やアドバイスをいただけたのは有り難かったです。少しですが、コツがつかめたような気がします。ありがとうございました。