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講座レポート2025.12.26

竹青華道会生け花講座 2025年12月20日開催

 伝統講座の第3弾、未来のいけばなを創造し、新しい時代を生きる私たちの感情を表現する生け花を広める竹青華道会 若松栄空えいくうさんを講師にお迎えし、お正月に華やかさを加える生け花の生け方を教えていただきました。

 竹青華道会は秋田市に家元があり、若松さんは家元補佐として活動されています。

 始める前に“竹青華道会の生け花とは”、“生け花を楽しく学ぶには”どうしたら良いか等を資料を読んで説明し、早速、若松さんに生けて貰うことに。

《今回使用する花材》
ヒムロスギ、 スプレーストック、 ガーベラの3種
※最低でも、3種あれば生花が出来るそう。

 まず必要のない葉や枝を取り去る剪定から始め、どのような向きで生けるかを意識して、お手本となる基本型をスムーズに生けていきます。花材の先は上に向くように、手で曲げて調節し、角度やふくらみを付けたりして、あっという間に完成。

 今は、花材を買えるお店や、花材自体も数が限られるため、用意した花材は全て使えるところは使って最大限に生かし、ごみがあまり出ないように上手く使うことが必要だそうです。

 ★少ない本数でもボリュームがあるように見せられるのが生け花の特徴

 “自由な発想で楽しみながら”行ってくださいと呼びかけられました。

〈実際に生けてみよう〉

 お正月に似合う傾斜型も上手に使って、自由型で生けることを勧めていましたが、受講者の中には基本型をまず生けてみたいという方も多く、若松さんのお手本を参考にしながら生けていました。

 枝が固くてなかなか剣山に挿さらない人も。その場合は、枝先に縦に切り込みを入れて挿したり、剪定して出た短い花を使って剣山が見えないようにするなど、細かな技術もありました。 挿した順と逆の順番で取っていくと、それぞれの花の様子も分かるとのことです。

 水に指を何度も入れていると水が減ってくるため、花の挿し口だけが入るようにして早めに生ける、葉などもなるべく水の中に入れないようにするなどの注意点もあり、時間との勝負も含め、数をこなすことも必要だと思いました。経験を積むことで、手直しをしてくださった若松さんのような絶妙な違いを出せるのだと感じました。

 生け花を楽しく学ぶためには、“良い作品に多く触れ、自分の目を養うことが必要”と説明したところ、若松さんが受講者の作品をひとりひとり手直しする際にも、他の受講者は周りに集まり、受講者同士で積極的に作品を見て回っていました。お互いに上手、きれいだと言葉を掛け合い、素直な心で花に接している姿が印象的でした。

    ここで、いくつかのポイントを簡単にご紹介します。
  • ・花にも咲いた顔の向きがあり、下向きになっていると美しく見えないため、上向きになるように注意して生ける
  • ・360度全体を見るのではなく、正面を意識して生ける
  • ・高さ、幅、奥行き等、様々な面を通して、正面が美しく見えるように・挿した順番と逆の順番で取り外していくと、それぞれの花の形を見ることができる

 ❗️時には見方を変え、離れて見て、バランスをとることも必要

 受講者の中には初めて生け花をやった方も多く、前向きな気持ちが生け花に表れたのか、花の顔を上向きにしたものの、重心が前に出ていたようで、講師が後ろに倒してバランスを取ると、小さな変化でもより美しく見え驚きました。

 自然の中に咲いていた時は自然の向きだったものが、切り取られた以上、それより更に「美しい姿に整えることが生け花をする人の心得」という言葉が今回の講座で分かり、受講者にも生け花に魅力を感じて貰えたと思います。

 現在、市内には水盤や花鋏などを売っているお店が少なく、道具をそろえるのは大変だそうですが、ネットを活用するのもいいかもしれません。

 日本の貴重な伝統文化のひとつである生け花、これからも生活文化のひとつとして大事にされてほしいです。お家の中でも、今回生けたような素晴らしい生け花が日常を彩って欲しいと強く感じました。

⭐️受講者からの感想

・久しぶりに生け花を生けて、心が和みました。花を生けると心が清くなるような気がしました。またやってほしいです。
・同じ花材を使っても生け方によって花の雰囲気が全然違って見えるのが面白いなあと思いました。
・初めての生け花、最初はどうしたら良いか分からず戸惑いました。自分のセンスの無さにもがっかりしつつ、、、。でも、次第に楽しくなり、もっとやってみたいな!と思いました。とても楽しかったです。
・先生の手直しに毎回感動です。良い時間になりました‼︎ありがとうございました。また、お願いしたいです。