今回の講師は、mama plan(ママプラン)所属のフリーライターとして雑誌やWEBの記事を執筆している島田真紀子さん。

★ 自己紹介
茨城県の県立高校を卒業後、医者を目指して大学の医学部に入学したが、医者が自分に向かないとわかり中退した。
その後、(有)無明舎出版に勤務。
結婚、出産を経て2011年に大館市に移住、フリーライターとして現在に至る。
1.雑誌の制作工程
① 企画 → ② ロケハン → ③ 取材・執筆 → ④ 校正 → ⑤ 校了
① 企画
⚫️ コンペ(大企業や行政からの仕事の場合)
⚫️ リサーチ(定期刊行物の場合)
⚫️ 企画提案 ➡︎企画が通らないと、仕事の依頼がないことも
大事!
お店や人物など、たくさんのリサーチが必要
ネタをためこむことが大事
備忘録も必要
② ロケハン(取材・撮影の下見)
③ 取材・執筆
⚫️ 取材先とのスケジュール調整
⚫️ カメラマンとのスケジュール調整
⚫️ 取材先へ、企画趣旨の説明
⚫️ 当日の取材撮影を円滑にコーディネイトする
⚫️ 居合わせたお客様への説明、撮影に関する同意事項の確認
④ 校正
⚫️ 取材先に、内容に間違いがないか確認してもらう
⚫️ 言葉の使い方や文法に間違いがないか確認する
⚫️ 雑誌やWEBごとに、ルールブックを確認する
※ 「記者ハンドブック」が校正する際の参考になる
言葉の使い方、表現の使い方

2.記事のジャンル
◾️ 雑誌・WEB
◾️ 広告・SNS・アフィリエイト → コピーライターが得意とするジャンル
3.執筆する上で大切なこと
① 記事を構成する要素
キャッチ・タイトル・リード・見出し・本文・キャプション
② 全体の構成を考える
コース料理のようなイメージ
4.ライター的コミュニケーション術〜その1〜
聞きたい情報を相手から引き出すには
① 会話のテンポを相手に合わせる
② 「あなたの話に興味があります」と感じさせる相づち
③ 何通りかの意味に取れる表現だった場合、「例えばこういうことですか
ね〜?」と確認し、齟齬(そご)がないようにする。(これが大事!)
④ 目の動きや仕草をよく見て、言いたいことを言えているか確認する。
⑤ 最後に「これだけは書いてもらいたい、ということはありますか?」と言葉
を付け加える機会を作る。
《対面の時のポイント》
👉 ふとしたしぐさや目線からわかる
👉 相手がもう少し言いたいことを深掘りすること

4.ワークショップ① インタビューしてみよう!
🔺 隣の人にインタビューして、約200文字でその人を紹介してみよう。
【目標】
✔️ ここにいる参加者の皆さんに、お隣さんの魅力を伝える。
✔️ 「このかたと、帰る前にお話ししてみたいなぁ」と感じるような紹介をする。
※ 5分間の時間では足りなく、インタビューは大変盛り上がった。会話を元に紹介記事を
作成し、講師に添削を依頼した。
まとめ
・ 副業や自分の職業とするための過程に対する質疑が多く、ライターの仕事に対する関心
の高さが感じられた。
・ 現在、ライターして活躍している講師のナマの声が聴けたことで、とても現実味のある
講座であった。
・ 受講者がお菓子を食べながら講師と話す場面もあり終始和気あいあいとしていた。

⭐️受講者からの感想
・本格的な内容すぎて私の想像しているものとは違いましたが、それが逆に良かったです。
知らない世界を知れて楽しかったです。
・ライターの興味と実状を少しばかり知れたかなと思っている。インタビューからの文字起
こししての表現を伝えるのは難しい。
・私は作文をしたり、手紙(メッセージアプリのテキスト)をやりとりしたりするのが好き
なのですが、一方で、人と会って話を伺うことが苦手な方です。取材する経験はずいぶん
久しぶりで緊張しましたが、セッティングに従って始めてみたら意外に楽しく、人とのコ
ミュニケーションが好きになるきっかけになればと期待してしまいます。