今回の講師は、前日12月12日に開催されたライター養成講座に引き続き、大館学び大学2回目となる、mama plan(ママプラン)所属のフリーライター、島田真紀子さん。過去に(有)無名舎出版に勤務していたことがある。

○自己紹介
2日目のみの参加者が1名いたので、簡単に自己紹介を行なった。
○1日目の振り返り
1日目に説明した項目についてポイントを押さえながら、振り返りを行なった。
1日目のワークショップの際、インタビューで最後に「これだけは書いてもらいたい、ということはありますか?」という言葉を使ったかどうかの振り返り。これを使うことで、追加の話が出ることがある。

1. 1つの記事が完成するまで
編集部とライターの間で行う、企画案から校了までのやりとりが説明された。
やりとりに関しては、すべて同じではなく、WEBサイトなのか雑誌なのかによって異なる。
2. チームとしての役割分担
雑誌の1例があげられ、1つの記事が作られるためには、いろいろな職種の人とのかかわりが重要であると説明された。
3. ライター的コミュニケーション術 〜その②〜
☆ 取材・撮影以外は、メールやチャット、電話などで進めていくことが多いため、細かい部分を確認するのが大事!
☆ 小さなことをおろそかにしない

4. 収入の上げ方
・仕事の始まり方は、2パターン
①依頼がくる ②企画を持ち込む
・定期案件と単発案件を組み合わせることが必要な時もある
5. フリーライターに必要なスキル
・受発注から報酬の請求、トラブル解決、仕事の量、すべて自分で対処しなければならない点が大変なところ。
・引き受ける仕事の量を自分で決められる◎。
・人の繋がりから、新たな仕事が舞い込んでくる。
→信頼を得るのも失うのも、自分次第。一番大切なのは「誠実さ」
6. ワークショップ②
記事のブラッシュアップ!
前日に書いたインタビュー記事を、講師のアドバイスに従ってブラッシュアップする。
追加のインタビューは5分であったが、どのペアも話題が膨らみ、ブラッシュアップにかける意気込みが感じられた。

7. まとめ
・ブラッシュアップした記事を発表し合い、講師から講評していただいた。
・参加者みんながライターの仕事にとても興味を持っていたことから、それぞれの記事はとてもわかりやすいもので、勉強になった。
・講師からは、北東北にはまだまだライターが少ないので、興味のある方はぜひ挑戦してほしいという話題提供があった。
⭐️受講者からの感想
・目の前でガヤガヤ雑談し騒がしいなかで、手渡された原稿をチラチラ眺めただけで一瞬で要約・校正してテキスト入力される島田さんのライタースキル。生でその凄さを目の当たりにし、感動しました。また、私のようなつたない文章力をほめてくださり、ありがとうございます。昔、小学生の頃に思いもかけず作文が表彰され、それをきっかけに文章を書くのが好きになったことをまた思い出しました。もっと好きになっていけそうです。
・2日間ありがとうございました。なかなか聞くことのないライターというお仕事のリアルな様子をお聞きすることができて、とても興味深かったです。また実際に書いてみることでインタビューの仕方や記事のまとめ方、ライターのお仕事の面白さと難しさを感じることができました。島田さん、私にもできますか?(笑)