今回は、2度目となる『大切な方への絆ノート』の書き方の講座です。講師は、昨年同様に第一生命株式会社様にお願いし、 秋田支店 資産形成・継承・相続アドバイザー 中島仁さんがいらして下さいました。
※『大切な方への絆ノート』はエンディングノートのひとつ

全国で“エンディングノート”をどれくらいの人が知っていて使っているかを調査したところ、60歳以上の9割の方がエンディングノートを知っていて、そのうち実際に持っているのはおよそ2割、書いている方はおよそ6割だったそう。家族の老後や相続のことを話し合ったことがある人は、全体でおよそ4割にとどまり、60歳以上でも半数以下と少ない状態でした。
しかし、エンディングノートを書いている人の中で、家族の老後や相続のことを話し合ったことがある方は8割近くに上り、エンディングノートを書くことが家族とのコミュニケーションをとるきっかけに繋がっていると言えます。
絆ノートは“いざというときのご家族の心の支え”になり、ご家族のためだけでなく、“自分自身の今後の人生の指針”、セカンドライフを楽しく前向きに過ごすための未来ノートでもあります。
書いたら日付を必ず書き、1回書いて終わりではなく、何度も見返す事が大切です。この日はこういうことを考えていたんだなと振り返ることができます。
絆ノートは全25ページ
★前向きに、書けるところから書くことがおすすめ!
※去年の情報にプラスαの情報をご紹介します。
①私のこと

- ✓ [覚えておこう] 本籍はコンビニでも取得することが可能
- ✓ 年金手帳や保険証(マイナンバーカード)などの情報をまとめておくと、紛失した場合や引っ越しの際も備忘録となります。
- ✓ Web関連のID・パスワードなどの個人情報は、家族は知り得ないことも。忘れずに記入し、生前に知られたくない場合シールを貼るのもよいです。
- ✓ 大切な思い出についても書いてみて、今後どのように生きていきたいかを考えるきっかけにしましょう。
- ※「自分史年表」も活用するとよいとのアドバイスも。
②もしものとき(医療・告知)
- ✓ 介護が必要になった場合、意思表示ができなくなることも。お金がかかることなので、家族が慌てないように準備しましょう。
- ✓ こどもが遠方に住んでいる方やいない方は、専門家に死後の事務についてあらかじめお願いすることも可能。
③託していくもの ※一番書きたい項目が多かった

- ✓ 相続登記が義務化され、正当な理由なく不動産の名義変更(相続登記)を放置していると、10万円以下の罰金が科される可能性があります、気を付けて!過去のものも対象となり、来年の3月までに申請が必要です。
- ✓ 保険については、いつ入ったかなどを忘れている人が多いかも、、。受取人が亡くなった場合、手続きが面倒になります。
☆相続税法 第12条を調べてみよう - ✓ 年金を受給していない方は年金定期便を確認するか、最寄りの年金事務所へ問い合わせをすれば、将来受け取れる年金額が分かります。
- ✓ QR決裁が多い現代は、スマホで管理している“デジタル遺産”の記載も必要になります。クレジット・電子マネーについて書いておきましょう。
- ✓ 大切にしているものを生前に譲っておくなどすると、喜ばれることも!
⚠プラスの財産の他に、マイナスの財産も隠さず書いておきましょう。
④大切な方への絆
- ✓ 会っておきたい方や、友人の方と、久しぶりの再会ができるかも。LINEやSNSでの関係が多い現代は家族でも交友関係は分からないことが多いです。話のきっかけになるかもしれないので、書いておくといいです。
- ✓ 家族の話のきっかけに。絆ノートに書くのが恥ずかしいという方、この機会にお手紙を書いてみては?
【質問】
Q エンディングノート(絆ノート)は、ノートで書くイメージが強かったが、パソコンで作ることは、可能なのか?
A 人によっては、書く必要のないところの項目もある。URLで保存したり、QRコードにもできる。
受講者はノートを良く見ながら真剣に聞いていた。中島さんは、「絆ノートを書くことで、大切な方との絆を深め、今後の人生をさらに豊かにするきっかけになれば幸い」と話します。
棚の奥にしまっておくのではなく、いつでも開けるところに保管しておくか、事前に絆ノートについて家族と話してみるのもいいでしょう。
書いておしまいではなく、棚卸しをして、毎回「絆ノートを見直す➔続ける➔活用する」ことで楽しく人生を送れます。絆ノートに何を書くかは人それぞれ。
【絆ノートを活用してハッピーサイクル】
人生の棚卸をする⇒今後の過ごし方をまとめる⇒家族と話し合う⇒自分らしい日々を過ごす⇒ときどき見直す
昨年と同じ内容の講座でしたが、教えてくれる方が変わることによって、目の付け所が違い、新たな視点で考えることができました。
筆者は昨年の講座をきっかけに、祖父母に書いて欲しい内容について考えたり、『エンディングノート』を目にすると、どのような内容のものになっているかを確認するなどしていましたが、また新たに学んだことにより、難しそうと思っていた事も、ハードルが少し下がり、皆が準備すべき、身近なものとして考えられる機会となったと思います。
今回は、受講者の皆さんからの質問も活発に出され、不安要素が減り、積極的に書いてもらえるのではないかと感じました。

「エンディングノート」が前向きなものとして広まり、家族と自分自身がこれからさらに明るい人生を生きていくために、多方面で活用してほしいと思います。ぜひ、少しずつでも、パソコンで作成したり、実際に書籍を買って書きやすいところから書いてみたり、思いを伝えられるエンディングノートを作ってほしいです。
⭐️受講者からの感想
・エンディングノート ピンと来なかったんですが、書く項目を見て身近に感じました。
・まだ早いと思っていましたが、この度参加して事前に心掛け、準備していこうと思いました。残される家族にとっても活用されることと思います。1時間と限られた中で要点を絞って講座して頂き感謝しております。
・家族がかなり大変な思いをしたので、子どものためにしっかり残したいと思っていたので、参考になりました。



