昨年に引き続き開催された寺ヨガ講座。今年度は「寺ヨガ×お寺で講話」と題して、仙台なな氏がこれからの季節に備えた心身の調和を整えるヨガを指導、佐藤善廣氏が昨年の薬膳のキホンの「き」のお話を深め、中医学のモノサシを使って自身を見ることをテーマに講話をしました。


★ヨガ講座(10時〜11時)

ヨガを楽しみ、日常に取り入れてもらうことを目標にしている仙台氏は、ヨガという自分と出会う内なる旅の中で、役わりを捨て“素の自分”と向き合う瞬間にして欲しいと呼びかけました。

皆で「オームー」と静かにマントラを唱えます。マントラが共鳴して大きくなり、空間が整うということを体感しました。3回行った後、ロータスと呼ばれる蓮の花のポーズ、決意表明と続けて、呼吸法でわだかまりを手放します。テレビを見ながらでも出来る準備運動を行った後、10個のポーズを教わり、繋げて3回行いました。
仙台氏が周りながらサポートを行い、受講者の皆さんからは、季節の変わり目で重かった身体が軽くなったのか、スッキリとした表情も見られました。

★薬膳講話(11時〜12時)
続いて佐藤氏が、 “あなたの便り、あなたが頼り”をテーマに、中医学のモノサシで自身のメッセージを受け取り、自信を持って薬膳を取り入れるためのお話をされました。

では、頼りが届くということは、どういうことでしょうか。
まず、萬物、すなわちあらゆるものは「気」で出来ており、陰と陽に分かれ、不足したり多すぎたりと、バランスは1日の中でも変わります。
↓萬物の変化により
〇便りが届く…イライラ、不眠、心悸、皮膚や髪の毛の乾燥など
便りを受けとったら、補う、足す、生み出す必要があります。
↓そのポイントは?
・どんな便りが届くか・・・届き方は変わります!
・“私”を守るために『なおすのは自分』と認識することが大切です
・今日食べるものを調べて、自分を作っているものを知りましょう
・日々自分自身に一番身近なのは自分。自分が頼りですよ・・・

便りという言葉には、情報や知らせの他に、あることをするきっかけ・手がかりという意味もあり、佐藤氏は「今回の講座をきっかけに、便りのために何が必要かを自分なりに考えてみて欲しい」とお話されました。

次回は「寺ヨガ×お寺で写経」と題し、写経に興味があるけれど踏み出せていなかった方も多数集まり寺ヨガ最後の講座となります。新たな学びを体験し、「今できる」場所として大館学び大学へ参加してくださる方が増えることを願っております。
⭐️受講者からの感想
・ヨガは今まで経験した事の無い動き、伸びが出来、気持ち良かったです。先生のペースもちょうど良くてとても良かったです。講話もとても興味深くどちらもあっという間の時間でした。有難うございます。
・どちらも楽しく受けられて良かったです。リラックスしながら、自分と向き合えたと思います。自分からのたよりをちゃんと受信したいです!またヨガでリラックスしたいです。
・年齢的に無理と思いましたが、ヨガとお寺で講話に参加できて良かったです。有難うございます。



