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講座レポート2026.10.23

ミシンでパッチワーク わくわくキルト

 今回は、故郷の大館に移住し、個展・教室でミシンキルトの普及活動をされているミシンキルト指導員の杉本美津子さんを講師に迎え、ミシンによるパッチワークを体験する講座を開催しました。

 ミシンキルトは、海外ではハンドキルトより主流とのことですが、日本では、世界の中では少数派のハンドキルトがメインとなっているようです。

 そのためか、筆者も馴染みはなかったのですが、杉本さんがミシンを使って立体も写実も自由に表現して作ったキルトを目にし、その素晴らしさに驚きました。

 杉本さんは、ミシンキルトと言っても色々な作り方があり、コースター1つを取っても、あくまで自身の作り方であるため、教室内でも“こうやったらより楽にできる”、“この方がもっと面白い”などと、生徒の方から声が上がることもあると言います。奥が深く、楽しいキルトの世界にどっぷり浸かってほしいと話されました。

 ミシンキルトは手縫いでは味わえないスピード感と、多彩な模様と表現方法が魅力です。今回は丈夫で可愛いオリジナルコースターに挑戦しました。

 まず、杉本さんが用意したA・B・Cの3種類のキットから、好きなものを1つ選んで、分かれて作り方の説明を受けました。

 キット内には、既に表布・ボーダー布・裏布などと必要な寸法に切られた布が数枚入っており、すぐ始めることができました。受講者はそれぞれ、講師に質問して教えてもらったり、相談したりしながら進めていました。

 裏布をスティックのりで仮止めし、角出し棒(講師はフランクフルトの棒を利用!)などを巧みに使い進められる杉本さん流のコースター作りは、見ているだけでも楽しそうで、作り甲斐があると感じました。受講者は、はさみで切り開いたり、返し口を残し表に返した後アイロンで形を整えたりなど、細かくも綺麗な形に仕上げるための大切な過程や、久しぶりに触る家庭用ミシン、慣れない業務用ミシンに苦戦する場面もありましたが、講座終了までに皆さんが作品を完成させることができました。

 “キルトジャパン”という雑誌に掲載された受賞作品と小物をご持参くださった杉本さん。展示会などでは手を触れてはいけない作品が、今回は特別に裏などもぜひ見てほしいと、自由にゆっくり見られるようにしてくださいました。完成後、受講者は講師に縫い方の質問などをして、作品をじっくり見ていました。

 同じ縫い方でも、布の選び方によって表情が変わるのが面白いところだと杉本さんは言います。今回作ったA・B・Cの3種類のコースターも、それぞれ異なる表情にできるパターンがあり、ジグザグステッチや、ミシンの内蔵ステッチを利用するのも楽しいと紹介されていました。

 今回は、体験講座という事で、杉本さんに家庭用ミシンと業務用ミシンをご持参いただきましたが、家庭用ミシンでも十分に縫えるとのこと。やってみると、家にあるミシンが無限のテクニックを秘めていることに驚くかもしれません。

 ぜひ、今回作ったオリジナルコースターを愛用し、お家にあるミシンで更なるモノづくりを楽しんでほしいです。近年はミシンキルトによる作品を目にすることが多くなったようですが、この講座をきっかけにより沢山の大館市民の方が、ハンドキルトと共に、ミシンキルトの魅力にはまってほしいなと感じました。

⭐️受講者からの感想

・とても楽しく受講できました。こんなに集中して1つのことをやり遂げたのは久しぶりな気がします。また機会があったらワンランクアップした作品を作りたいと思います。
・布を見るだけだと難しそうに見えましたが、作ってみると簡単にできたので作っていて楽しさがありました。またこのような講座があったら参加したいと思います。
・初めて知るミシンキルト、とても楽しく学ばせて頂きました。先生の作品も見られて感動でした!
・布をセットしてくださっていたので、配色が素敵でした。