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紹介記事2022.08.03

【大館学び大学オープンキャンパスフェス2022】Day2(一般向け後半)

もも
ライター:もも

グランドオープンイベント2日目 後半!

2022年7月22日(金)・7月23日(土)の2日間にわたって開催された「大館学び大学オープンキャンパスフェス2022」。

一般向けに開催された2日目の午後には、地域おこし協力隊員の皆さんによる、地域活性化をテーマにしたトークイベントが行われました。
物販コーナーやバーチャルアバター体験などで盛り上がった会場内の様子とあわせてレポートしていきます!

ふるさとの魅力を再発見!

14:00から行われたのは、【地域の魅力発信トークイベント「ふるさとの魅力再発見紀行!」】
秋田・青森の各市町村で地域おこし協力隊として活動している3名のパネラーたちが、自分の住む地域の魅力や地域活性化について、熱く語り合いました!

司会進行を務めたのは、ブロガー・ライター・YouTuberとして秋田の魅力を発信している、三郷町出身・在住のじゃんごさんです。

じゃんごさんは、YouTubeチャンネル「じゃんごTV」や、ウェブメディア「じゃんごブログ」で自ら発信しているほか、秋田県ウェブマガジン「なんも大学」、秋田県広報広聴課の公式note「あきたびじょんBreak(ブレイク)」のライターとしても活躍しています。
発信者ならではの視点と軽快な進行で、イベントをバッチリ盛り上げてくれました!

続いて、トークを繰り広げるパネラーのご紹介です。

1人目は、秋田県三種町の三浦翔悟(みうらしょうご)さん。

三種町出身の三浦さんは、県外での生活を経て、今年1月に14年ぶりに三種町へUターン。
現在は「みたねのむすびch」というYouTubeチャンネルでの活動に力を入れており、三種町のおいしいものやおすすめの場所、おもしろい人など、地元の魅力を発信しています。
今回はZoomを使ってリモートでの参加となりました。

2人目は、青森県田子町の五十嵐孝直(いがらしたかなお)さん。

五十嵐さんは千葉県習志野市出身。
外資系商社のシンガポール支社に勤務していた頃に、シンガポールのソウルフード「バクテー」に魅了され、「日本でもバクテーを流行らせたい!」という思いから、バクテーの主原料であるにんにくの産地、青森県田子町へ移住したそうです。

3人目は、秋田県大館市の藤田雄佑(ふじたゆうすけ)さん。

大館市出身で、パティシエとして県内外の洋菓子店での勤務経験を経て帰郷した藤田さんは、スイーツ販売や料理教室の講師など、食を通した様々な活動をしています。

まずは、3人にそれぞれ地元のオススメを持ち寄ってもらい、忖度なしで語り合う、「観光・食・人」にまつわるクロストークからスタートです。

PRしたい!地元の「観光・食・人」

青森県田子町の五十嵐さんが紹介してくれた地元の魅力は、とにかくにんにく尽くし!
にんにくの生産量全国一位を誇っているだけあって、とにかく田子町はにんにくにフォーカスを当ててまちづくりを進めているそうです。
「にんにく三大まつり」が開催されているほか、にんにく入りのコーラ「タッコーラ」や「ガリステごはん(ガーリックステーキごはん)」など、メニューや商品開発もさかんに行われています。

そして、こうした地域活性化のための取り組みを、Iターン組、Uターン組、地元組が分け隔てなくがんばっているのが田子町の特徴でもあると五十嵐さんは話してくれました。

リモートでの参加となった三種町の三浦さんは、今年で26回目の開催となる釜谷浜のサンドクラフトや、八竜メロンをPR。
ちなみに、八竜メロンの中でも三浦さんのイチオシは「サンキューメロン」というブランドだそうです。

さらに、住職でありながらミュージシャンとしての活動もしている「三種町のおもしぇ人」こと渡邊英心さんについても紹介してくれました。

大館市の藤田さんが紹介してくれたのは、県北の地域おこし協力隊が市町村の垣根を越えて一緒に秋田の食を盛り上げている「COKs(コックス)」という活動についてです。
パティシエである藤田さんをはじめ、料理人の協力隊員たちが発起人となり、藤里町の特産であるブラックベリーを使ったスイーツ作りや、秋田の食材が2種類以上入っている「あきタコス」など、さまざまなメニュー開発を行っています。
コックスがこれまでにPRした特産品は、なんと、7市町村で23種類にもわたるそうです。

さすがは普段から自分の住む土地について人一倍関心を持って活動している地域おこし協力隊員の皆さん。
どの地域も「行ってみたい!」と思わせてくれるPRタイムでした!

住んでいるからこそ気が付かない、地元の良さ

「暮らしていると気付かない!?地域の魅力について」というトークテーマでは、藤田さんから「お米がおいしい」という発言が。
秋田はお米がおいしいというのはよく聞くけれど、その意味がわかっていなかったという藤田さん。
東京出張に行った時に食べたお米が秋田のお米と全然違っていて、その時初めて実感したそうです。

そんな藤田さんの話を聞いて「おいしくない米なんてあるの?」と驚いていたのは、司会のじゃんごさん。
確かに、秋田に住んでいるとお米はおいしいのが当たり前。
私たちは気が付かないうちに地元の恩恵を受けているんですね。

更に、五十嵐さんも食べ物の話題で続きます。
五十嵐さんは、産直の野菜のおいしさを知って、以前は嫌いだった野菜も食べられるようになったそうです。

奇しくも「食」への関心が高いパネラーが集った今回のトークイベント。
食べ物の話題になると大盛り上がりです!
地方は本当においしいものが多いので、みんな舌が肥えている。でもそのことに気が付いていない人が多い」という発言が印象的でした。

地域の魅力をどうやって伝えていくか

話題は変わり、「地元のこれからを考える 地域活性化・魅力発信」というテーマへ。
自分たちの住む地域を活性化し、また魅力を発信していくために、これからどうしていったらいいのか、各々の意見を出し合います。

自分たちが生産しているものの価値に気が付かないまま、安い値段で売ってしまっていることがよくある。ちゃんとした値段を付けるべき」と語るのは藤田さん。
五十嵐さんも「地元の人が「こんなもの金にならない」と思っているものに実は価値があったりする」と話します。

確かに、私たちが普段当たり前に食べている山菜や野菜に、都会では高値がついていたりしますね。
自分たちが当たり前にあると思っているものの価値を客観的に見直してみることが、地域活性化のヒントになるのかもしれません。

さらに五十嵐さんからは「地方の人達は、0から1を作り出せる人が多い」というお話も。

「東京では、『つくる仕事』よりも、あくまで『既にあるものを売る仕事』が多いけれど、地方は自分自身が生産者になれる。自分たちが実はとても価値のあることをやっているのだということをもっと知ってほしい」
という言葉が印象的でした。

私たちにできる「地元の魅力発信」とは

三浦さんは「18歳まで三種町に住んでいたのに、三種町の良さを全然知らずに育ってきた。もっと若い人たちに地元のことを知ってほしい」と言います。
その思いから、若い層にも地元の魅力を知ってもらうために、YouTubeでの発信に力を入れているそうです。

司会のじゃんごさんも、「情報発信をしなければ地域の魅力は伝わらない」と言います。

「全員がYouTubeやメディアで発信しろということではなく、「あなたの地元の魅力は何ですか?」と聞かれた時に、すぐ答えられるように地元のことを知っておくだけでいい。それが一番の魅力発信になる」。

発信者として活動しているじゃんごさんならではの言葉に、会場の皆さんも頷いていました。

パネラーそれぞれの熱い地元愛トークはとどまることを知らず、時間が押し気味になるほどの盛り上がりを見せていました!

イベントの最後にはプレゼント抽選会も

イベントの最後には、パネラーが選んだそれぞれの地域のイチオシお土産プレゼント抽選会が行われました。


地域を知り尽くしたパネラー&司会者がチョイスしたおいしいもの尽くしのプレゼントに、参加者たちも盛り上がっていましたよ!

物販ブースも大盛況!

2日目は一般向けということで、講座だけでなく、雑貨やスイーツの販売も行われました。
こちらも開場直後からたくさんの人が訪れて賑わっていましたよ!

午前中に講座も行った「ナガキパーマ」さんの雑貨。
唯一無二の世界観がやっぱりカワイイ!

「雑貨屋tette」
食器や雑貨、ねこグッズなど、店主の「好き」がたっぷり詰まった素敵な品揃えです!

マクラメ編みのハンドメイド雑貨

「macrame salon BLOOM」
暖かみのあるハンドメイドのマクラメ編み雑貨・アクセサリーがズラリ!

パティシエ・藤田雄佑さんによるスイーツ販売

パティシエ・藤田雄佑さんによるスイーツ販売も大人気!
ケーキや焼き菓子など、多彩なバリエーションでたっぷり用意していただいたにも関わらず、なんと午前中に完売。
急遽、午後からは在庫を追加して販売してくれました!

来場者プレゼントや体験コーナーも大好評

更に、来場者には、大館市内の農家「OHANA farm(オハナファーム)」から、「旬のお野菜詰め合わせセット」がプレゼントされました。(※数量限定)

ぷっくりつやつやのとれたて夏野菜。おいしそう!
栽培期間中の農薬不使用というのも嬉しいですね。

バーチャルアバター体験コーナーや、開催中の講座の様子をモニターで見られる休憩室も用意されていましたよ!

大館学び大学のことを知ることができた2日間

たくさんの人が訪れ、大盛況に終わった【大館学び大学オープンキャンパスフェス2022】。
訪れた方は、学び大学のことや開催している講座について、より深く知ることができたのではないでしょうか?

大館学び大学では今後も様々な講座を予定しています。
少しでも気になるものがあったら、ぜひお気軽に参加してみてくださいね!

それでは、また次のレポートでお会いしましょう!

大館学び大学オープンキャンパスフェス2022・1日目▼
https://chuko-manabi.jp/library/event-20220722/
大館学び大学オープンキャンパスフェス2022・2日目(前半)▼
https://chuko-manabi.jp/library/event-20220723-1/