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講座レポート2022.10.04

【色彩メンタルトレーナーから学ぶ】自己肯定感の高め方(女性限定)

ふくだみのり
ライター:ふくだみのり

自分自身のことを、どのくらい知っていますか?

ここ数年で、多くの人に浸透している「おうち時間」という言葉。
家で過ごす時間が増えると、自分自身と向き合う時間も生まれてきますよね。
これまで知っているようで知らなかった、新たな一面を発見する人も少なくないはず。

おうち時間と同じように、誰かと比べることなく自身の存在そのものを認めて、ありのままの自分を肯定する「自己肯定感」も、見聞きすることが多くなった言葉のひとつです。
常に高い自己肯定感を持って生きることができたら悩みも少なくなりそうですが、そうは言ってもなかなか難しいのが現状ですよね。

今回は2022年9月27日(火)に開催された『【色彩メンタルトレーナーから学ぶ】自己肯定感の高め方(女性限定)』の様子をレポートしていきますよ!

色彩心理学とメンタルトレーニングを組み合わせた手法である色彩メンタルトレーニング
自身の良いところを客観視する自己分析を通じて、自己肯定感を高める方法を学んでいきました!

認めてほしいと願うなら、まずは自分から

講師を務めたのは、色彩メンタルトレーナーや介護福祉士、似顔絵作家など、多岐にわたって活躍する沈朱里(しんしゅり)さん。
3人兄弟の長女として育った沈さんは、幼い頃から「どんな風に頑張ったら褒めてもらえるんだろう?」と考えることが多かったそうです。

その後、社会人になり介護士の道へと進みますが、職場やプライベートにおいて人間関係のトラブルが続き、徐々に生きづらさを感じるように。
「何でもいいから変わりたい」と必死にもがく中で出会ったのが、色彩メンタルトレーニングでした。
トレーニングに通う中で、生きづらいと感じる原因が自己肯定感の低さであることに気づいた沈さんは、トレーニングを通じて自分で自分を認めることができるようになったと話します。

現在は移住先の能代市で、月2回の講座と個人セッションを行なっている沈さん。
色彩心理学のメンタルケアとして、パーソナルカラーのように自分に似合う色ではなく、自分の心を色からどのように捉えるかを実践していると話す姿が印象的でした。

ちょっぴりドキドキ?なアイスブレイク

アイスブレイクを行う受講者

ここからは受講者同士がペアになり、色が脳に与える影響の大きさを体感するアイスブレイクを行いました。
互いの手を重ね合い、片方は目をつむり、もう片方は用意された3種類の色画用紙にそれぞれ手を当てていくのですが、不思議な光景に思わず笑ってしまう受講者もいて、一気に空気が和むのが伝わってきましたよ。

ほかにも色が脳に与える影響の実例をいくつか紹介してもらいましたが、同じ室内温度でも、赤い部屋と青い部屋では体感温度が3度も違うという話には、みなさんとても驚いている様子でした。

色彩心理テストで自己分析!

色彩心理テストを体験する受講者

次に行ったのは、色彩心理テスト(通称:色グラム)のひとつである色グラムセルフテスト。
多種多様な質問に当てはまる数値(0から3)をシートに書き込み、最後は折れ線グラフにして出来上がった型を客観的に見ていきます。
色グラムにおける型は全部で10パターンありますが、ひとつに当てはまることはなく、それぞれのパターンを混合させることが多いのだとか。

そのほか「赤」「ピンク」「黄色」「オレンジ」「青・緑」の5つに分かれた色別タイプ一覧では、色ごとに性格の傾向や口癖、声の調子や対人対応などを客観的に見ることができました。
シートに書き込んだ数の中でも特に数値の高かった色で、その人のタイプや傾向が分かるのは面白いですよね。

色彩心理テストを体験する受講者

ただしここで注意したいのは、数値の高かった色が必ずしもその人のタイプや傾向に直接結びつくわけではないということ。
それぞれの色は誰もが持っている5つのキャラクターとして、そのときの環境や気分によって変化すると沈さんは話します。

大切なのは、当てはまった色に自分を当てはめて「私はこうだ」と決めつけるのではなく、現時点の自分を客観的に見ることなのだそう。
今回は普段の自分に当てはめて記入しましたが、仕事をしているときの自分や、同じ内容でも時間を置いて記入すると結果が変わるみたいです。
一枚のシートで、さまざまな面を知ることができる魅力を感じた場面でした。

心の大半以上は潜在意識で構成されている?

講座の後半では、意識と無意識の関係について学んでいきました。
人の心は顕在意識(意識)と潜在意識(無意識)で構成されているそうです。
3〜5%しかない顕在意識(意識)に対して、95〜97%を占める潜在意識(無意識)。
無意識の潜在意識を上手に活用するためにも、意識できる色からアプローチをかけていくことをオススメしていましたよ。

講座の間、常に受講者の立場に寄り添って話をしていた沈さん。
「自分自身にダメ出しをするのではなく、落ち込む自分や感情的になってしまう自分を無理に好きになろうとはせずに、それも自分の一部だと思って受けとめてほしい」という言葉で終了した本講座。
色彩心理学や色彩メンタルトレーニング体験を通じて、日々を生きやすくするヒントがたくさん詰まっていました。

ではでは、また次回のレポートでお会いしましょう!